熱風循環式乾燥炉・焼付炉（固定炉）

連続式にする程処理量が無い場合や、熱処理時間が長い場合等は固定式にすると設備費が安くなり、熱風循環式の特長（熱効率が高く、温度分布が良く最短時間で乾燥・焼付けできて最高の品質が得られる）と合わせて中規模の生産に最適の炉で、400℃までの各種乾燥・焼付け・熱処理に最適です。また、400℃を超えても、熱膨張や腐蝕、強度を充分考慮すれば、650℃位まで熱風循環式に設計できます。塵埃対策のため新鮮空気の取入れ部熱風循環ダクト、熱風の吹出し部などにフィルターを設けます。被熱物に平均に熱風が当たるように、熱風の炉内への吹出し、吸い込みを設計する必要があります。

用途

塗装焼付
・自動車・家電製品・鋼整家具建材などの焼付け
・テフロンなど樹脂コーティングブリキ・チューブの印刷乾燥

乾燥
・印刷物の乾燥、各種背着乾燥、各種食品の乾燥
・鋳型・溶接棒トランスなどの乾燥・織物・染物・洗濯物の乾燥
・顔料・薬品などの乾燥
・塗装前処理後の水切乾燥

その他
・ゴム製品の熱処理、ハンダ付け

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